第二部と第三部、せっかく行くならと思い切って連続で観ました。
今回の演目はとてもバラエティに富んでいました。
『納涼』なので、どのお話にも川が出てきます。
そして『納涼』なので、ゾクゾクゾクっと震えも来ます。
(だから『納涼』なのか〜!と腑に落ちました)
スピーディーなドタバタコメディに歌舞伎らしい仕掛けがいくつも盛り込まれて見応えたっぷりの第二部一幕
(中堅どころを中心とする役者さんたちみなさんがほんとうに楽しそうなのがさらに愛おしい!)
初の歌舞伎座上演となる二幕では、小舟と舞台装置を大胆に使った演出ですゞやかにさわやかに
(一幕と打って変わってしっとりした舞の演目、若手俳優さんたちの舞がみずみずしくて風を感じるようで、それはそれは美しかった…♡)
人情、粋な様、忠義、そして業の深さやおぞましさが描かれ、数奇な偶然が生み出した悲劇を、ほのかに寂しさを残したさわやかな余韻たっぷりに役者さんたちが演じられていた第三部
(絡んだ糸がほどけてつながっていく展開と、思いに取り付かれた人間のおぞましさ…ドロドロ感にゾクゾクしました)
いや〜見事でした!
素晴らしかった!!
江戸の町にはきっとこんな風に、生き生きと人々が暮らしていたんだろうな。
演目の中のさりげない場面からそんなことを感じるのが楽しいです。
それが目の前で、生ける伝統である役者さんたちによって、迫力満点に繰り広げられているのがとても興奮します。
きっと江戸の観客たちにとってもそうだったんでしょうね。
いや〜、良かった!
シネマ歌舞伎も良いけど、生で観るのはぜんっぜん違うな〜。
歌舞伎役者さんたちと同じ空間に居るというだけでも、プラーナたっくさんいただいちゃいそうです。
休憩時間にはちゃっかりこちらを。
こちらの”めでたい焼”はなにがめでたいんやろね?と言いながら食べていると、
中からこしあんに混ざって白い小餅、続いて赤い小餅が。
そりゃめでたいわ!なるほど!と唸りながらいただきました。
歌舞伎グッズもバッチリお買い物したり、待ち時間もこうやって楽しめるのが良き!
座席からの見え方もなんとなく把握できたし、1年に一度は必ず歌舞伎鑑賞していこうと思います!
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