2017年10月12日木曜日

歌舞伎を観てきました、その壱

新作歌舞伎『マハーバーラタ戦記』観てきました。

東京は東銀座の歌舞伎座にて。建物を一目見ただけで大興奮!!


とにかく素晴らしかった!面白かった!楽しかった!
インドと歌舞伎のマリアージュ。



歌舞伎風にアレンジされたインドの世界に大興奮!!



内容は原作にとても忠実でした。

私も『マハーバーラタ』全部を読破したわけではなく(長過ぎてちょっとやそっとじゃ読破できない。そもそも日本語で全部を翻訳されたものは出版されていないと聞きます)ダイジェスト本で大枠を把握して臨んだのですが、有名な場面がうまくピックアップされていて、ストーリーに外せないポイントをサラリと台詞で言わせてみたりしながら、とってもコンパクトなまとまり。

とりわけ、飛ばすか、アッサリ風味で終わるかなと予想したバガヴァッドギーターの場面もちゃんとあって、短い時間の中でも大事な本質をわかりやすく伝えられていたのにはもう、、!涙涙。
もうね、ワタシ大感激デシタ。ギーター大好キダカラ。(何者?)

この作品に関わった方々が『マハーバーラタ』をきちんと読み込んで作り込んでいかれたんだなあと嬉しかった。
インド哲学の世界観がきちんと解釈され、シンプルにわかりやすく表現されていた。
先生方から教わっているヴェーダーンタの世界観とこの演目の内容に違和感を抱くところは全くありませんでした。
それに要所要所で舞や連獅子やニラミや六方といった歌舞伎の演技法を盛り込んで、絶妙な絡み合いを魅せていた。
アジアの香りする民族楽器や木琴などの楽器で音楽が構成されていたりね。

花道、わかりにくいんだけど見えますか?


『マハーバーラタ戦記』オリジナルで上手にも花道が!その奥、提灯の下が桟敷席。



インドへ、そして歌舞伎への愛が溢れんばかりに込められていた。
それをひしひしと感じて、胸熱で、嬉しくて、ちょっと泣きそうになったところもあった。

この歌舞伎をきっかけにヨーガやインド哲学に興味を持つ人が少しでもいたらいいなあと思うし、もちろんその逆も然り。
私は歌舞伎にものすごく興味が湧きました。
やっぱりここでも〝伝統〟なんだよな、惹かれるのは。

長くなるから、その弐につづく!




0 件のコメント:

コメントを投稿