川西能勢口から能勢電に乗り換え、更にバスで向かいます。
お稽古は朝9:30から始まります。
5:30に起きて7:00に家を出ます。
3月は3回お稽古に行きました。
2人で一緒にお稽古に行くので、片方がお茶を立て、もうひとりがお客さん役。
これを交代して、2回ずつお稽古させていただきました。
まだチンプンカンプンで、先生のおっしゃること通りに動くだけで必死のパッチ。
覚えようとしたり、記憶を頼りにやってみようとすると「あれ?どうやったっけ?」となぜか分からなくなります。
頭がフリーズしたり手がごちゃごちゃしたり、すかさず「なんかそれ違うわ」と先生にピシッと正されます。
『日日是好日』で読んだ通りやわ〜、と思いました。
記憶を辿ろうとしたり、できる風を装ってやろうとするのを止めました。
代わりに、先生のおっしゃることをひとつずつ丁寧に忠実にやること。
ひとつの動きに心を置くこと、心を込めること。
ひとつひとつをじっと観察すること、感じること、受け取ること。
そういう風にしてみることにしました。
一瞬一瞬に集中すること。
指先にまで意識を向けて、調整しながら繊細に使うこと。
動作に隠された意味を知ること。
先生や大先輩方、お茶席に同席する方、掛け軸の作者さん、お茶席そのものに感謝と思いやりの気持ちを持つこと。
これめっちゃヨガやんけー!
『日日是好日』を読んで何度もツンとこみ上げてきたのは、そういう想いでした。
そしてお茶を習い始めて、まだ3回ですが、めっちゃヨガやんけー!の瞬間を何度も味わいお茶席でツンとこみ上げています。
きっとこれからも何度もそんな体験が来るんだろうなと思います。
ひとつずつ、大事に、受け取っていこうと思います。
今、このタイミングでお茶と出会えてとっても有難いです。
と思っていたら、ふらりと入ったお店でラテを淹れるスタッフさんの姿に、カウンター越しに見とれてしまいました。
集中してひたむきにラテアートを作る姿が美しくて。
深く味わわせていただきました。
心を込めて淹れてもらったお茶を、こちらも心を込めて頂く。
それがどれだけ美味しくて心温まることなのか、お稽古を通して知りつつあります。
心を込めて淹れてもらったお茶を、こちらも心を込めて頂く。
それがどれだけ美味しくて心温まることなのか、お稽古を通して知りつつあります。
ふと目を奪い心をかっさらう出来事って、日常に溢れているんだなあ。
思考に溺れていると見逃してしまう、その些細な、キラキラした一瞬を、できるだけたくさん受け取りたい、と思ったのでした。
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